日本2ndミニアルバム『#GirlsSpkOut』、11/18発売! 「“自分の現在と未来は自ら作る”というメッセージをこめた」 #TAEYEON #MORE
【テヨン(少女時代)インタビュー前編】「“自分の現在と未来は自ら作る”というメッセージをこめた」日本2ndミニアルバム『#GirlsSpkOut』
ガールズグループ・少女時代のリーダーであり、メインボーカルを務めるテヨンさん。2015年にソロ活動を始めたアジア No.1 女性シンガー・テヨンさんの日本2ndミニアルバム『#GirlsSpkOut』が11/18に発売されます。日本語、英語、韓国語の3ヶ国語を巧みに操るトリリンガルラッパー/シンガーであり、今最も注目すべき若手アーティストちゃんみなさんをフィーチャリングした表題曲「#GirlsSpkOut」をはじめ、ネオR&Bをベースにした最新のサウンドが詰まっています。
前後編の二回に分けてお届けするテヨンさんのリモートインタビュー。前編は、ミニアルバム『#GirlsSpkOut』を通して歌われている「自信」や「願いを叶える強さ」について。後編は、「自分らしく」生きるテヨンさんのライフスタイルについてお伺いしました!
――まずは、新しいミニアルバム『#GirlsSpkOut』について。どんな想いを込めた作品になりましたか?
「女性に対して『ファイト』と、“エール”を送るような内容の作品を作りたいということは、ずっと前から考えていたんです。本当はもっと早いタイミングでリリースしたいと思っていたのですが、コロナの影響もあり少し遅れてしまい、今回発表することができました。“自分の現在と未来は自ら作る”というメッセージをこめた、自信にあふれた曲が詰まっていると思います」
――『#GirlsSpkOut』の軸になっている「自信」や「願いを叶える強さ」は、20代の働くMORE読者にとっても大切な部分です。テヨンさん自身はそれらとどう向き合っているのでしょうか?
「私は少女時代のメンバーとして10代の時にデビューしました。だから、私の10代20代の思い出は、少女時代そのものです。その経験があったからこそ、今の30代の私がいます。その中で、昔から自分の未来のためのベースを固めたいと思っていましたし、自信を持って強くならなければいけないと考えていました」
――eillさんが作詞した表題曲「#GirlsSpkOut」は、初となる Dance Tune。歌詞の冒頭に「真っ赤なリップスティック」が登場し強くなれる魔法だと言っていますよね。また、サビでは、女性が自信を持って胸を張り、自分の力で願いを叶えていくスピリットが歌われています。一番共感した部分は?
「やっぱり自信を持ちたい時のメイクには赤いリップは欠かせないと思っているので、冒頭の歌詞は特に印象的です。でも、歌詞全部に共感しますね」
――「#GirlsSpkOut」には、日本語、英語、韓国語の3ヶ国語を巧みに操るトリリンガルラッパー/シンガーであり、今最も注目すべき若手アーティストちゃんみなさんがフィーチャリングされています。どんなコミュニケーションを取りましたか?
「『子供の頃からファンでした』と言ってくれてすごくびっくりしました。少女時代のコンサートを観に来てくれたこともあると教えてくれましたね」
――まさに“R&B meets LATIN”という、今 のグローバル時代を象徴するナンバー「Be Real」も、強さや自信がテーマとなっていますよね。テヨンさんご自身の「強さ」や「弱さを受け入れる度量」は、どういう風に変化してきていますか?
「年月を重ねるごとに、自分の周りに起こる出来事に対して強くなってきていると思います。これから起こることに対しても心の準備をしていて、そういうふうに意識していくうちに、だんだん成長できていると感じます。実は今年、父が亡くなったんです。その出来事を通して、家族や友人の大切さを実感しました。そしてさらに自分は成熟したと感じました。人は永遠に生きられるわけではないですよね。だから、今できることを楽しんでやって、見せられるものを見せなければいけないと思った······。また、大切な人が生きているうちにもっと優しくしようとも思うようになりました」
――テヨンさんは、自信があると強くなれるのでしょうか。強くなれたからこそ自信があるのでしょうか。どちらだと思いますか?
「強くなったからこそ自信が持てていると思っています。以前は自分を表現することに対して消極的でした。でも今はそれが払拭できていて、自信に繋がっていると思います」
――グループ活動と比べ、ソロ活動は自分ひとりにスポットライトがあたります。そのために「必要な強さ」についてどう考えていますか?
「ソロ活動だとしても、少女時代というグループ名を背負って活動をしているので、やっぱり自分を信じる気持ちが重要だと思います。あと、メンバーのことを想い、信頼し、存在を感じることも大事だと思っています」
――自分を信じることがなかなかできない人も多いですが。
「私もまだそれが完全にできているとは言えません。その過程です。もっと自分を信じられるようになるためには、とにかく経験することだと思っています。練習や経験を重ねても自分を信じられるわけでもない。いろんなことにひたすらぶつかって感じていけば、きっとその経験が血肉化されて、自信に繋がっていくと思うんです」
――『#GirlsSpkOut』のラスト曲の「Sorrow」には“大人になりたい”というワードも出てきますが、この曲のどんなところに共感しますか?
「私たちはいろんなことを考え、悲しみを感じ、悩みもあります。それらをすべて愛することができる時がくるというメッセージがこめられた曲なので、全体の意味を感じてもらえるととても嬉しいですね」
✱CREDIT: 雑誌『MORE』 インタビュー前編 2020.11.11.
【テヨン(少女時代)インタビュー後編】「自分らしく生きるためには、隠したりせず自分を正直にさらけ出し表現することが大事」
前編インタビューでは、11/18発売の日本2ndミニアルバム『#GirlsSpkOut』のテーマとなっている「自信」や「願いを叶える強さ」について真摯に話してくれたテヨンさん。後編インタビューでは、「自分らしく」生きることから、お気に入りのファッションまで、ライフスタイルについて教えてくれました。
――「#GirlsSpkOut」のMVではレザージャケットを着用し、このミニアルバムの軸となっている「強さ」を感じます。衣装でこだわった部分は?
「“女性の強さ”を表現するMVにしたかったので、はっきりした色を選びました。特に赤が印象に残りますよね。ヘアメイクに関しても、すっきりとさせてシックな雰囲気を出したいなと思ったので、そこにも注目してもらえたら嬉しいです!」
――この秋冬に注目しているファッションテイストやアイテムはありますか?
「普段は楽な装いが好きなのでパーカをよく着るんですが、今年の冬はすごく寒いのでマフラーと、ファーがついたブーツを愛用しようと思っています♪」
――今日、撮影で着用してくれた白のパンツスタイル、とても素敵でした。お気に入りのポイントは?
「私自身は普段はあまり着ないテイストなので、そういう部分でも楽しめました。マニッシュな雰囲気もポイントですよね。普段は楽な服が好きなので、今日の衣装のようにカチッとした服を着ると、凛とした気持ちになって、より堂々と振舞える気がします。やっぱり着る服によって、気分は大きく変わりますよね。私の場合、まず履くパンツを決めてから、トップスを考えるんです。それで、凛々しくいきたいなという時にはワイドパンツを、かわいい雰囲気でいきたい時にはスキニーを選びます」
――好きな服の色は?
「黒い服が好きでよく着ています。でも、好きな“色”というと紫ですが、紫の服はあまり着ないんです(笑)」
――『#GirlsSpkOut』は多様で最先端の音が詰まった作品ですが、テヨンさんは普段どんな音楽を聴いているんですか?
「R&Bやポップスの新曲をよく聴いてますね。特定のプレイリストというよりは、ランダムにおすすめの曲を聴いています」
――テヨンはゲームやアクセサリー作り、ネイルアート、お菓子作りなど、ハマるととことんハマる印象があります。最近のマイブームは?
「今年の夏はブレスレット作りにハマっていましたが、最近は特にこれといったものがなくて……。だから、何をしようか探しているところです!」
――「仕事もプライベートも充実させたいのに時間が足りない」というのが働く20代=モア世代の悩みです。テヨンさんは、時間を上手に使うために心がけていることはありますか?
「何かを書くことが好きなので、To Doリストを作ってやることを整理しています。でも、たとえそこに書いてあることが全部できなくても落ち込みません(笑)」
――では、何かで落ち込んだ時の回復方法は?
「とにかく、仲が良い人にFaceTimeをかけます。いきなりかけるので、慌ててカメラを隠す人もいますね(笑)。でもそれに臆することなくかけてしまいます(笑)」
――「自分らしく生きる」ためにテヨンさんが大切だと考えることとは?
「隠したりせずに、自分を正直にさらけ出して、自分を表現することが大事だと思っています」
――テヨンさんが思い描く「素敵な大人」のイメージとは?
「しっかり責任を取れる人だと思います。仕事でもプライベートでも、何かひとつのことに対して、責任を持って最後までやり切れる人というのは成熟していると思いますし、素敵だなと思いますね。あと、私は軟弱ではいたくないと思っていて。今は、私も素敵な女性になるために、一生懸命自信を育んでいるところですね」
通訳/根本理恵 文/小松香里 ヘア/Kim Ggotbi メイク/Seo Ok スタイリスト/Um a-reum
✱CREDIT: 雑誌『MORE』 インタビュー後編 2020.11.11.